マリノスのゴール裏とエスパニョールのクルヴァが週末の居場所。 そんなノブの日記です。 まずは自己紹介をどうぞ!


by nobu_marinos1972
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Jornada36 RCD Espanyol×Valencia

リーガエスパニョーラ第36節
エスパニョール×バレンシア レポート
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 バルサ優勝により、バルセロナの街は歓びに包まれていた。

 優勝が決まった瞬間から、ある者は街に繰り出し、またある者は空港まで選手を迎えに行った。5年続いた長い冬が終わり、バルセロナに再び春が訪れたのだ。宴は朝まで続き、この日も様々なイベントが予定されている。

 ぺリコ(エスパニョールファンの総称)たちは黙ってそれに耐えるしかなかった。

c0017163_031475.jpg リーガも残り2試合、この日はホームに強豪バレンシアを迎えた。この試合はチャンピオンズリーグ出場を狙うクラブ同士の直接対決であり、両クラブにとって絶対に落とせない一戦となった。

 この試合に向けて、クラブはソシオには1枚5ユーロ(700円)でチケットを販売することを決定。その甲斐あって当日券売り場には、同じ時刻に行われるバルサ優勝セレモニーを見たくない人々による長蛇の列が出来上がった。
 観客動員はレアル・マドリー戦に次ぐ、今シーズン2番目の35150人を記録。ただ、スタジアムの雰囲気はレアル・マドリー戦を凌ぐものであった。

c0017163_022636.jpg この日のスタメンは好調左サイドの職人アマビスカに代えて、前節活躍した若手コロを起用。そして、ボランチは若手のハルケとベテランのアレックスで組んだ以外はほぼベストの布陣。監督のロティーナはコロの勢いに賭けたようだ。

c0017163_0284574.jpg 試合開始からエスパニョールはホームの大声援を受け、「過去の実績は関係無い」とばかりにバレンシアを攻め立てた。
 しかし、先制したのはバレンシア。後方からのロングパスをDFラインの裏に出て受けたルフェテが豪快に蹴りこんで0-1。一瞬静まり返ったスタンドもすぐに声援を始めた。この試合が、ただのリーガの1試合でないことは誰もが理解していた。

c0017163_0383350.jpg ぺリコが作りだした空気は審判をも味方につけた。
 ここのところ目立った活躍がなかったマキシがペナルティエリア内でキーパーと交錯してPKを獲得。パロプという相手キーパーにはレッドカードが提示された。バレンシアベンチはカルボーニに代えて嫌われ者のカニサレスを投入。さらにスタンドは沸いた。

c0017163_045381.jpg そして、エース、タムードがこのPKを冷静に決めて同点。12月の試合では審判への文句で退場してしまったエースがきっちりと仕事をした。
 その後はチャンスを作りながらも結局前半を1-1で折り返した。

c0017163_0494173.jpg 後半に入るとさらに試合はヒートアップ。小競り合いが増え、写真のルフェテとポチェッティーノがやり合う場面も見られた。
 そんな中、追加点を上げたのはバレンシア。アングロのシュートを至近距離でカメニが弾いたものの、ボールはカバーに入ろうとしていたダビッ・ガルシアの足に当たってゴール吸い込まれていった。静まり返るスタンド。まはやここまでか。。。

 しかし、バルサの下部組織出身のデラペニャが奮闘。きっとバルサ優勝で期するものがあったのだろう。FKでは力を入れすぎてふかしてしまう場面も見られたが、正確なロングパスを前線に供給。中盤の争いでも体を張り続けた。

 しかし、無情にもリードされたまま試合はロスタイムに突入。いつもは早々と家路につくぺリコたちも、怒涛の攻撃を続ける選手たちを見捨てず、声援を送る。

奇跡は起きた。

c0017163_102415.jpgコーナーキックからこぼれたボールを、ポチェッティーノに代わり途中出場したトニ・べラマサンがインフロントで強烈にインパクト。

「スタジアム中のぺリコたちが放ったシュートだった。」

 もう一人のバルサ下部組織出身者は奇跡の同点ゴールをそう振り返った。彼はバルサで若くして頭角を現したものの、その後華やかなサッカー人生を送ってきたわけではない。今シーズンも怪我によりほとんど出場の機会はなかった。そんな彼も"バルサ優勝"に期するものがあったに違いない。

 試合はほどなくして終了。2-2の引き分けだったが、エスパニョールにとっては勝利に値する引き分けとなった。バレンシアはエスパニョールとの勝ち点差を縮められずにバレンシアに帰ることになったのだ。

 試合後、遠くカンプ・ノウで優勝を祝う花火が上がっていた。100年以上続くライバル関係はこれからもずっと続いて行く。

 
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by nobu_marinos1972 | 2005-05-17 23:47 | ●RCD Espanyol