マリノスのゴール裏とエスパニョールのクルヴァが週末の居場所。 そんなノブの日記です。 まずは自己紹介をどうぞ!


by nobu_marinos1972
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カテゴリ:●Series(シリーズ)( 2 )

1997/11/16
フランスW杯アジア地区第3代表決定戦
日本×イラン 3-2(G)


「彼らは、彼らではありません。彼らは私たちそのものです。」

今振り返っても物凄く密度の濃い半年だったと感じる。

 9月から始まった最終予選。初戦のウズベキスタン戦の快勝スタート。灼熱のUAEでのオフサイドにより消えたゴール。国立での山口素弘のループとまさかの逆転負け。中央アジア。カザフスタン、ズバレフのシュート。そして加茂監督更迭。岡田監督の誕生。ウズベキスタン戦、終了間際の奇跡の同点ゴール。火の玉小僧、北澤の召集。国立UAE戦後の騒動。アウェー韓国での会心の勝利。最終戦の大勝。そして…。
 この間、Jリーグも代表選手抜きで行われており、若手主体のマリノスは3位に食い込む健闘を見せた。

 このすべてを当時高校1年だった僕はTVの前で見守った。始めは一緒に見ていた父が途中から「見ると負けるから」ということで試合は見なくなった。

 日本は直前の試合で呂比須とカズが出場できない中、直前に召集された中山雅史、高木琢也の活躍でカザフスタンに大勝。予選終盤にきて最高の状態でこの試合に臨んだ。そしてNHKの映像を見る限りジョホールバルのラルキンスタジアムはほとんど日本人で埋め尽くされていた。
 先制点は中山。国立の韓国戦ではTV中継のリポーターを務めていた男。カザフスタン戦では出場できないカズの11番のシャツを着こんで挑んだ熱い男。またしてもチームを勢いに乗せた。しかし、その後日本は最も警戒していた、ダエイからアジジに繋がれて同点。さらにダエイにも逆転となるヘッドを浴びる。
 
 直後、岡田監督は冒険に出た。カズ、中山に代えて呂比須、城の投入。ツートップをそっくり入れ替えたのだ。カズが「俺か?」といった様子でベンチに問いただしている。「カズの交代」とは当時の日本代表ではあり得ないことだった。
 しかし、この賭けは吉と出る。交代で入った城が中田のクロスをヘッドでゴール。難しい体勢だったがなんとか同点に追いつく。ここからは日本の攻勢。しかし、追加点は上げられず90分が終了。

 テレビの画面には延長戦に向けて休息する選手たちの輪の外で、何かを考えながらうろうろとする岡田監督の姿が。そして、ダッシュを繰り返す岡野。岡田監督は最後の交代枠をまたしてもFWで使う。この日の代表は予選途中、弱気になり勝てなくなった代表とは明らかに違う。そして延長戦前、NHKの山本アナウンサーの冒頭の言葉。もう勝つしかなかった。
 
 延長戦開始、もはやイランに残された力はない。しかし、岡野が再三のチャンスを迎えるもすべてをフイにしてしまう。呆れ顔の中田。さらに延長開始後、城と激突し負傷したGKアベドザデの明らかな時間稼ぎ。過ぎる時間。イライラが募る。

 しかし、ついにそのときは来た。中田がドリブルで持ち込んで左足でシュート。GKが辛くも弾いたところに詰めていたのは決定機を逃し続けた岡野だった。滑り込みながらシュート。この瞬間日本の始めてのW杯出場が決まった。

 今年もまた最終予選が始まる。


 
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by nobu_marinos1972 | 2005-01-12 05:00 | ●Series(シリーズ)
 なにかとコメントの少ないこの日記の起爆剤としてこんな企画を思いつきました。
学校のない日は何かと暇だし。ここでは過去に観た試合について好き勝手述べて、閲覧している人から「僕もそう思いまーす」的なコメントを引き出す企画です。記念すべき第一回はこの試合!

1998/03/21
J1 開幕戦
横浜マリノス×横浜フリューゲルス 1-2(V)


 マリノスホームの最後のダービー。当時高校1年だった自分にとっては初めて一人で名古屋から横浜まで試合を観に行ったという思い出の試合でもあります。そしてなにより横浜国際総合競技場のJ初開催の試合ということでとてもワクワクした覚えがあります。
 今バルセロナに住んでいることに何かの因縁を感じてしまうほどの両チームの監督は、マリノスが前年の2ndから引き続きバルサ出身のアントニオ・デラクルス。対するフリューゲルスも同じくバルサファミリーのカルロス・レッシャック。この二人は帰国後、バルサの監督、ヘッドコーチとして後のバルサを率いることになります。
 そして外国籍選手にもマリノスはかつてバルサでプレーしたフリオ・サリナス、フリューゲルスには後に同じくバルサでプレーしたポルトガルのパウロ・フットレとバルサ色丸出しの両チーム。
 当時世間はW杯初出場を決めたばかりとあってこの年のJリーグは例年にも増して注目されました。この両チームにも最終予選を戦った、井原、小村、川口、城、山口、楢崎が所属。特に川口能活と楢崎正剛の両キーパーは直接合間みえる訳でもないのに「キーパー対決」なんて騒がれていました。

 試合は「バルサの3-4-3システムを日本でも成功させる」みたいなことを言っていたレシャックのフリューゲルスがペースをつかみます。特にフリューゲルスの左サイド三浦淳宏は対面の鈴木健仁を何度も抜き去りチャンスを作りました。先制点はそのフリューゲルス。所属したすべてのチームにタイトルをもたらすという神話を持つ、永井秀樹。見事なミドルだったような覚えがあります。
 対するマリノスも後半に城からサリナスとつなぎ同点。試合はそのまま延長戦へ、その前年に延長戦では無類の強さを誇ったマリノスもこの日ばかりはフリューゲルスの勢いに完全に飲まれました。
 延長開始まもなく。再三崩された右サイドを突破され、逆サイドへ。走りこんだ佐藤一樹が頭で合わせてVゴール。あっけない幕切れでした。

 個人的には全てが新鮮で試合の苦さよりも雰囲気に感動しっぱなしの試合でした。

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by nobu_marinos1972 | 2004-12-30 02:18 | ●Series(シリーズ)